解説 ―いい女がオチるとき―
「島村クンってどんな女がタイプ?」
「芸能人で言ったら誰?」
「女のどこが一番好き?」
「島村クンはぜったいケツ好きだよね」
世代的なことで言えば、芸能人で言ったら誰がタイプ? という質問は鉄板でされたものです。
好きなタイプには二種類がある。
ひとつは、憧れのタイプ。
ふたつは、憧れのタイプと比べてガツンとくるわけじゃないけど、自分が選ぶとしたらこんな女なんだろうな、というような相性がよい女だ。
若い頃になぜ失恋がおおいかと言えば、おおくの男女が憧れの異性を選ぶせいだ。
きっと自分の過去を振り返ってみて、なぜあの女に手を出さなかったのか後悔している数は一人や二人じゃないはずだ。
そしてさらに後悔させるのは、きっとあの女に告白さえしていりゃあ、今頃めちゃくちゃ幸せになれたのに。あの女ならぜったいオーケイしてくれた。それが時を経て分かってしまうからだ。
なので、好きなタイプを聞かれたら、相性のよい女という答えがでる。
では相性のよい女とはどんな女なんだろう。そんな疑問がでてくる。
俺と相性のいい女は賢い女だ。
もちろん学歴のことを言っているのではない。女として賢い女のことだ。
では女のどこを見ればよいのか。
まず俺が見るのは、女の歯だ。生活態度のよさは歯にでる。
次に女の部屋が綺麗であれば、整理整頓がうまければ賢い女だ。床に物を置かない女であればなおいい。
心の状態は部屋に反映される。遊んでる物で溢れている場合は目的を失っている証拠にもなる。(遊んでる物とは、遊び道具のことではなくて、使っていない物があることを差す)
最後が筆跡だ。字はその人と成りを教えてくれる。
ここまでパーフェクトであれば、悪い虫が付かないほど隙がない。口説いても難しいだろう。
本作品である、変態・ロッカールームは痴女ハーレムには、こうした女が二人登場する。
そして颯太という二十歳の若者も、女の履歴書にある筆跡によって性欲のスイッチがはいっている。
颯太が若干二十歳にして筆跡で興奮できたのは、彼がモテない男だったからだ。
そんな颯太が悪い虫など付かないほどパーフェクトな既婚の女を二人も射止めることができた。なぜなのか。
この先は本作品から読み解いて欲しい。
解説・島村春穂
変態・ロッカールームは痴女ハーレムを動画で試し読み!
「営業中の女子トイレで」から一部抜粋!
※動画用に構成し直してあります。電子書籍の体裁とは異なります。
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